Effective STL―STLを効果的に使いこなす50の鉄則
スコット メイヤーズ
ピアソンエデュケーション 刊
発売日 2002-01
価格:¥3,360(税込)
ベテランプログラマーがもつ高度なスキルの獲得を目的とする「Effective」シリーズのSTL版。STLについて知識はあるが、本当に有効に使えているのか、と心配するC++プログラマーのために編集されており、C++の標準テンプレートライブラリStandard Template Library(STL)を効果的に使うための50の方法を記している。
本書で扱われている項目は、コンテナ、vectorとstring、連想コンテナ、反復子、アルゴリズム、ファンクタ・ファンクタクラス・関数、そしてSTLを使ったプログラミングとなっている。他のシリーズと同様に、STLを使用する上で留意すべき点や効率的に作業を進めるためのテクニック、知っておくべき知識などが50のTipsとして提示されており、それぞれに詳細な解説と豊富なコードが用意されている。これらの解説は実際にとても勉強になるのでSTLの学習においても役立つだろう。また、これらのTipsは上にあげた項目ごとにまとめられているので参照はきわめて容易である。
本来、多くの経験を積んではじめて身につく知識、スキルの数々がこのように非常に利用しやすい形で提供されているのはとても魅力的である。多くの参考文献の紹介と情報リソースとなるWebサイト情報なども収録されており、これらの情報も役に立つ。STLを利用するプログラマーにおすすめの一冊である。(斎藤牧人)
STLの使用上の注意書きです 2004-07-26
Effective C++シリーズで有名な、スコットメイヤーズ先生の本です。
Effective C++同様の語り口で、STLの解説をされています。STLの入門書では、コンテナ・アルゴリズム・反復子の説明の後、
vector・list・set・mapなど個々のコンテナや高度なアルゴリズム
の解説がされているというスタイルが多いと思います。これだけを学習するのも結構大変なのですが、いざSTLを使って開発
しようとすると、学習した内容以上の使い方をすることになってしま
います。例えば、ポインタのlistなど。ポインタのlistはありがちですけど、入門書では触れられていません。
しかし、普通に使ってしまうと、メモリリークを起こしたりします。そんな実際に開発するときに陥ってしまいそうな罠に対して、鉄則という
形で救ってくれるのが本書です。筆者の長年の経験や情報収集によって、
有益なことが厳選して載せてあります。まず、入門書でSTLを学習した後、本書を読むと効果的だと思います。
STL利用者必携の書 2002-02-21
定評あるスコット・メイヤーズの "Effective..." 本の続編です。
前書はC++を使うすべての方に薦めたい書ですが、本書は標準C++に関心の高い熟練者向けの内容です。初学者の方は他のSTLに関するテキストを経た後、本書に進まれるとよいでしょう。経験の深いC++プログラマならば、STLの高い潜在能力には気づいていても、本書がカバーする領域は危険度が高すぎると判断して使用を留保してきたはずです。保守的思考から独自の代替ライブラリを構築したり、あるいはSTLportのお世話になったり、さまざまな苦労をされているかもしれません。本書はそんなSTLの前衛領域へと踏み込むための、和書としては現在唯一のハンドブックです。
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この記事は2006/6/6に作成しました。
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