ゲド戦記
出演:
ブエナ ビスタ ホーム エンターテイメント
発売日 2007-07-04
宮崎駿の長男、吾朗が初監督に挑む。それだけでも興味津々の一作。原作は世界的ベストセラーで、宮崎駿も『風の谷のナウシカ』などに多大な影響を受けたと公言するファンタジー。全6巻の、とくに後半のエッセンスを抽出しながら、架空の世界「アースシー」における異変と、その原因を探る王子アレン、大賢人ハイタカ(ゲド)の旅をつづっていく。
人物の過去や行動の動機が詳しく語られないので、ある程度、基本設定を知ってから観た方がいい。吾朗監督は、人間の生と死など原作のテーマを追求しているものの、ストーリーテリングは、やはりまだ熟練とは言えない。ただ、満天の星空や、微妙な色で変化していく夕暮れなど、絵画のように美しい映像は印象的。全体の色づかいのバランスにも、過去のジブリ作品との違いが意識されているようだ。声優陣では、やはりハイタカ役の菅原文太が重厚。手嶌葵は透き通る歌声が心に響く。結末を含め、いろいろと突っ込みどころはあるが、巨匠の息子の初監督作として温かく見守りたい作品である。(斉藤博昭)
光と影の、逆転のアイディア。 2007-06-04
追いかけてくる影のアレンが、実は「心の光」だった、
・・・という光と影の逆転のアイディア。
光のアレンがクモの城にだけ入れなかったり、
沼地で「去れ!」と命じられて完全にコントロールされていたということは、
やはりアレンの心から、光を分断させたのは、クモなのか・・・?
それだけではなく、クモが倒れただけで食い合っていた竜が仲良く群れ飛ぶ。。。
「心が闇に沈んだ少年を少女が救う」というストーリーは原案の『シュナの旅』そのまんまだが、
これに『ゲド戦記』とタイトルを付けて、誤解を招いたことが惜しまれる。
グウィンの小説『ゲド戦記』から借りたのは舞台設定と、登場人物の名前のみ。
残念ですね。。。 2007-05-28
私は、原作であるゲド戦記がとても好きです。そして、宮崎駿監督が作るジブリ作品もずっと愛し、見続けて来ました。
息子さんである吾朗氏は、もっと小さな作品でデビューしていたらば、酷評される事も少く、もっと賞賛を受けたでしょう。そう思うと残念でなりません。
ノウハウを持たないまったくの素人さんのデビュー作という点で見れば、これは(表現が真似っこでも)なかなか良く出来ていると思います。
エンターテイメントとして作るには、原作に愛着がありすぎて、所々にストーリーに不必要な言葉を入れたのが混乱を招いています。また他の方がおっしゃるように、原作の良さも消えています。
でも、ジブリ後継者として考えるならば、吾朗氏は、大事に育てれば、良い監督さんになるのではないでしょうか?
しかし、作品はゲドです。初心者が取り扱うには、この作品は大きすぎます。
挙げ句、その大作を宮崎監督流のゲド戦記であるシュナの旅と混ぜてしまった。
そんな事をするくらいならば、最初からシュナの旅を作れば良かったと思うのです。
私的結論から言いますと、この作品は、宮崎駿監督がへそを曲げずに、自分で作れば良かったと思っています。
ファンとしては、ゲドを愛する宮崎監督ならではの解釈が、夢のコラボが見たかった。
原作のゲドとしては×です。これからご覧になる熱狂的な原作のゲドファンの方は、覚悟して見ましょう。
(LOTRのような素晴らしいゲドがいつか見れるといいですよね。。。)
評価は、吾朗氏の奮闘への敬意と今後に期待しての星3つです。
生と死 2007-05-25
さまざまな意見があると思いますが、内容的にはよかったと思います。
僕は原作を読んだことがないのですが、純粋にこの映画を見た感想だけで書きたいと思います。
見えない恐怖に怯える少年が、力しか信じることができずに心を閉ざしてしまう。
しかし、旅でのさまざまな出会いや経験を通して人としての心を手にいれ、ヒロインとともに
生死の葛藤を乗り越え、悪を倒すと言うストーリー。
生きるとは何か?どうして死が怖いのか?など考えさせられることが多かったです。
一ついえることは、死の恐怖は生きているがゆえのものであるし、同時に‘死ぬこと’が
‘生きること’に意味を与えてくれるのではないでしょうか?
いつか死ぬことが分かっているから、今を幸せに生きたい。
他人にも自分と同じように死があるから、その生を尊重したい。
生死のはざ間の葛藤があることこそが、人間であることなのかもしれません。
どこか懐かしい・・・。 2007-05-19
映画館まで足を運んで観たこの作品、感想をまず・・・。
映像からあふれ出す空気には観てて何か懐かしい感じになった。
何だろう・・・この感じ。
デジャブってわけでもない・・・。これが個人的な意見ですね。
出来は100%ではないが、監督さんには期待できるかな。
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