千と千尋の神隠し DVD COLLECTOR'S EDITION
出演:
ブエナ・ビスタ・ホーム・エンターテイメント
発売日 2002-07-19
わがままで無気力、どこにでもいるような現代っ子の千尋は、引越しの途中で、不思議な町に迷い込む。謎の少年ハクに手引きされ、八百万の神様たちが入浴しに来る「油屋(ゆや)」で「千」と呼ばれながら働くことになった千尋。さまざまな体験や冒険を通して、少女は「生きる力」を取り戻していく…。
宮崎駿監督が、友人の10歳の少女に見せたいという思いから作り上げたこの『千と千尋の神隠し』。2001年夏に公開されるや、批評家筋からの高い評価と多くの観客からの支持を得て、それまでの国内映画興行記録を全て塗り替える大ヒットとなった。さらに、2002年のベルリン国際映画祭でも、グランプリにあたる「金熊賞」をアニメ作品としてはじめて受賞。全世界で、大きなセンセーションを巻き起こした。
『となりのトトロ』を彷彿とさせる「日本人の原風景」を美しく表現しながら、『もののけ姫』に負けずとも劣らない深いテーマ性を、『魔女の宅急便』のようなわかりやすくケレン味あふれる物語で展開したこの作品は、「硬」と「軟」という宮崎監督の2面性がほどよくミックスされ、宮崎駿作品の集大成と言える出来栄え。さらに、監督本人が「今回は若い人たちに大いに助けてもらった」と語っているように、従来の宮崎作品にはなかった「最近のアニメ」的要素が、脇役キャラの動かし方などの部分に感じられるのも意外な魅力となっている。
単なる一過性のヒットものではなく、長年にわたって称えられ続けるであろう傑作だ。(安川正吾)
現代社会で忘れられている大事な事、子供達が見て何かを感じて考えて欲しい作品。 2007-02-10
宮崎駿の大作でもトップに入る名作だと思う。
この作品は、有名なエピソードだが「宮崎駿監督が、友人の10歳の少女に見せたいという思いから作り上げた」と言う。
宮崎駿監督は、この物に溢れ恵まれた環境で家族の愛に守られ
何不自由なく暮らしている日本の子供達に見せたかったのではないかと、
そして何かを感じて欲しかったのではないか?と思う。
側に家族が居て守ってくれる、食べ物にも困らない、住む家もある、いかに自分たちが恵まれた環境にいるか。
所がそんな普通の子供だった千尋は、人間の力の及ばない不思議な世界に迷い込み、
家族を失い、一人見知らぬ社会に放り出されてしまう。
そこでは自分で自分を守り、働かなければ、食べる事も生きていく事も出来ない。
しかし千尋は家族を取り戻し、元の世界に戻るために、自分の出来る事を探し、
不思議な世界で知り合った優しい者達に助けられて、自分の居場所を見つけ、
徐々に強くたくましく成長していく。
そして逆に助けてくれた大切な人の命を救うため、
未知なる場所、危険へと立ち向かう。
このよろずの神様が宿り来る不思議な世界で、
千尋は家族の大切さ、生きていく事の厳しさ、そして大切な友情を学んでいき、
強くたくましく成長していく。
それは今の豊かで物が溢れる日本の子供達が学べなくなっている事ばかりではないか?
まるで詩の様な幻想的で叙情的な世界でそれらを描き、非常に心を揺さぶられる。
そして、まるで現代社会の欲望や人間関係が形になった様な化け物「顔なし」や
環境破壊で汚れきって化け物と化した自然に宿る神様を描く事で
社会への警鐘も忘れていない。
沢山の子供達、そして大人にも見て貰い、色んな事を感じて考えて欲しい、そんな作品である。
女の子の勇気を描き続ける宮崎監督 2006-03-03
私の大好きな作品である。登場人物の個性、風景の魅力、わくわくする物語と、どれをとっても本当に素晴らしい。特に、両親と別れた女の子が、そのつらさを自分の力で乗り越え、勝利すると言ふ物語は、女の子の勇気を描いて来た宮崎監督ならではの物である。−−この作品は、子供たちに、勇気を持って生きる事の大切さを教えてくれる。−−勇気は男の子だけの物ではないのである。
(西岡昌紀・内科医/雛祭りの日に)
Best anime on the planet 2005-04-03
This movie is breath taking great 2D animation not that 3D stuff. That toy which came with the movie is also good to. What I like about this movie is the characters look asian not white people.
シナリオの展開が・・・ 2004-12-12
この作品は世界観、キャラクターともに抜群の完成度を持っています。
冒頭のシーンは全く無駄がなく、まるで完璧な展開で私たちを引き込みます。
しかしその故あってか後半のシナリオとの落差が明白になっています。
情報の詰め込みすぎや展開の必然性の欠落など、前半に比べて私たちを惹きつける力が劣っています。
しかしながら、総合的に見てこの作品は大変優れており、必ず見ておくべき良作です。
ぜひ「千と千尋」の不思議な世界に、あなたもその身を投じてみてください。
幼き者は真実を見抜く 2004-07-11
何回見ても泣いてしまうのは、冒頭の親子一緒のシーンでの、
親の態度のじゃけんさと残酷さに千尋が哀れでならないからです。
いくら待ってよとか行かないでよとか言っても徹底的に無視され
て、ただただ叱られてせかされて、なんてひどいんだろうと思い
ました。
道が怖くてお母さんにしがみついても、じゃまだからどけ、みた
いなこと言われるし。親といても少しも安心でもなければ安全で
もないのです。むしろ親のほうが子供の制止を無視して自ら愚か
なことをしでかし、奇怪な化け物に変身してしまう。千尋は人の
世から遺棄されて、過去に体験していた「自然」の恵みからのみ
成長と救いとを得るのです。無事に人間界に戻ったとしてもこれ
だけの内面世界の激動を味わった後で、うまく人の世界で生きて
いけるのでしょうか。心配でなりません。
千尋のその後を想像するだに、怖くてならないのです。
彼女の自己実現はどのように達成されるのでしょうか?
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